子育ての本音
前回は、子育てをテーマに褒めて伸ばす方法を具体的にお伝えしました。
今回は、『褒めるだけでもいけない子育て』についてお伝えしたいと思います。
子育てをされている方は、『褒めるだけではいけない』ということは、とても理解されていることだと思います。
私が今回このテーマについてお伝えする理由は、褒めるだけ子育ても要注意です。ということをお伝えしたいからです。
では、褒めるだけではどのようになるのか?
褒めるということは、子供にとって最高の至福だと思います。
どんな子供でも親に認められたいという気持ちを持っていて、認めてもらえると本当に嬉しいものです。
しかし、褒めてばかりいると、怒られたことを鵜呑みにしてしまうようにもなり兼ねません。
また、親も褒めてばかりだと、何か怒ることができなくなる場合もあります。
つまり、子供にとっては、いつも褒めてくれるお人好しの親のようになり、親の存在を軽視する可能性が出てきます。
社会のルールVS子供の自制心
子供は社会のルールや秩序、マナーを知りません。
やってはいけないことをそのまま放置する、あるいは、言っても聞かないから困り果てて、その内言わなくなると、子供はルールやマナーを軽視するように育ってしまいます。
その結果、大人になると、自制心が働かない大人になったり、プライドが高く、人の意見を聞かない大人に育ってしまう可能性があります。
それはすべてが親の責任ではないとも思いますが、幼い頃の躾が大人になってからも影響していることは、避けられない事実のように思います。
褒める+αを子育てに活かす
私も、幼い頃に他人の評価や兄弟と比べられたり、あるいは、親の世話をしなければならないという思いがありました。
それらは、大人になってからも良い影響を与えている面もありますが、悪く作用していることもあります。
人目を気にするあまり自分の言いたいことを我慢する大人になり、兄弟と比べられたことにより、何かと他と比べてしまうようになっていると実感をしています。
いろいろと心理学を学んでいく間に、自分が幼い頃にどのようにして育てられたから今の性格があるということが身に染みて分かるようになりました。
そして私はこのブログを通して、子育てをされている方にお伝えしたいのは、子は少なからず親の影響を受けて育っているということです。
それとは別に、親がそれほど神経質に考えなくても、子は勝手に育ってもいくということ。
ではどのように育てていけば良いのか?
それは育てる親の価値観によります。
とはいえ、どんな親でもそれなりに良い子供に育って欲しいと思う気持ちはあるのではないでしょうか?
冒頭に戻りますが、子育ては、褒めてばかりが子育てではなく、時に厳しく教えていくことも必要です。
社会には法に縛られたルールがあり、それを守らせなければ罰が下る。
せめて人に迷惑をかけていかないように、厳しく怒って自制を学ばせることも褒めることと同様に大切なことではないかと思っています。
それに対して子供が泣き叫んだとしても、落ち着いて怒った理由をしっかりと教育していく知恵も必要だと思っています。
子供を落ち着いて教育するためには、言葉がどのように作用しているのかを普段からよく考えていく必要があります。
なぜダメなのか?
それをしっかりと言葉や態度を通じて子供に教えていく知恵を普段から養うことも親の務めではないかと思っています。
それが子供によく伝わり、子供が親の言う事をしっかり聞いてくれると実感しています。
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