心理学よりももっと大切なことというテーマでお伝えしようと思います。
漠然としたテーマになるので、ここで少し具体的な説明を加えたいと思います。
私もそうでしたが、過去に『心理を学べば、人との関係がよくなる』とか、『人をカウンセリングしてよくしたい』、『自分の勉強した結果が何か人のためになれば』などといった考えで心理に飛びつくケースがよくあるのではないかと思っています。
事実先ほども述べましたが、私自身もそうでした。
親が離婚したり、妻の母が若くして癌で亡くなっていたり、不妊に悩まされて、子供ができないまま、義父の介護を強いられ、そして、子供ができたと思えば、ペットの犬が事故によって急死する。
そんな人生の中で、たくさんの辛い想いをしてきたように感じていました。
こんなに辛い想いをして、今までこの困難を乗り越えてきたことを経験として、誰かの役に立てるのではないか?と考えて心理に飛びついて、今に至る訳です。
多くたくさんの方が同じような考えで心理に飛びつくケースはあると思います。
心理を勉強した仲間に、『なぜ心理を勉強したのか?』と、訪ねたところ、私の境遇に近い方が多かったことも事実です。
そして、『勉強して誰かの役に立ちたい!』と思うようになりました。
誰かのために勉強することは、とても良いことだと思います。
心理を勉強して、たくさんの方々を救うことができれば本当に素晴らしいことだと思っています。
しかし、勉強したからできるのか?というと、そうでもないことも判明しています。
そして、これからが今日のテーマに関するとても重要な部分です。
それはつまり『心理学よりももっと大切なこと』
ただ心理学といってもたくさんあります。
生理心理学や、発達心理学、学習心理学、あるいは、スポーツ心理学など
数えればキリがありません。
また私が勉強したNLPも『NLP心理学』と言われています。
ここで私が整理しておきたいことは、これは私個人の意見として、心理学とはテクニックに起因するものであり、根底の内面という土台を作らなければ、テクニックなどは、実践において意味を成さないということです。
それどころか勉強した心理学に対する信頼が崩壊し得る可能性もあります。
人間という基本にあるものは、その人のヒューマニズムにある。つまり人間性です。
それを培うためには、テクニックを手に入れるよりも、そもそもの人間性そのものを磨かなければならないということです。
そして、人間性とは信頼から生まれてくるものが多くあると私は考えています。
この部分については、今後しっかりと整理して、掲載していきたいと思います。
また人間性については、もちろん心理学を学んでいく間に高まっていくこともありますが、心理学を勉強したからといって人間性が大きく向上するかというと、そうではありません。
ことの本質を捉え『心理学よりももっと大切なもの』もなく心理を過信し過ぎるのことは、逆に人間関係を壊す可能性すらあるのです。
また、頭でっかちで理屈っぽい人だと懸念されてしまうでしょう。
こんなことを書いている私にも言えることかもしれませんが笑
最後に私が言いたいことは、心理学に興味がある人が、陥りがちな点を踏まえて、心理学はどのような位置にいるのかを理解してもらいたいということです。
心理学はコミュニケーションにおいては、表層部分でのやり取りにしか過ぎません。
本当に大切なものは、心理で習う知識やテクニックでもなく、自分や周囲の人を敬い誠実に生きていくことができる『あなたの心』そのものが、最も大切だと私は思っています。
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