ペースをつくる
人にはペースがある。
そのペースとは何だろうか?
ペースとは、走るペース、歩くペース、仕事のスピードや、しゃべるペース、あるいは、生きるペース
ペースとは、人があまり意識をしない中でさまざまなペースを持っている。
呼吸のペース、脈打つペース、顔を見合わせるペース、子供に本を読み聞かせるペース
例えば、人はそのペースの中で生きていて、そのペースを一致したり一致しなかったりしている。
ペースが合うことで、双方の意図がマッチし、ペースが合わないことで、双方の意見の食い違いや違和感を感じる。
カップルが手をつなぎ歩いている時に、男性は女性の歩くペースに合わせ、女性は男性の歩くペースに合わせる。
お互いに歩くスピードや歩調を感じながら、そのペースを合わせて歩いていく。
そのペースが合わないと手をつなぎながら歩くことはできない。
自然界の流れで言うと、調和が取れている状態です。
石の形や車の形、家の形など、どれもその状態で安定しているからこそ、その形として調和が取れた状態にある。
波が激しい海は、海の水圧を感じながら、上下に変化をしている。
逆の言い方をすれば、上下に変化をすることでその状態は保たれていると言うこともできる。
カップルの話に戻れば、手をつなぎ、お互いの歩調やリズムを合わせることで、手を離さずに歩き続けることができるのだ。
では、そのペースを合わせることと、合わせないことでは、人によってはどう気持ちの変化を感じるのか?ということです。
日常のコミュニケーションにおいて、ペースが合う仲間だけであれば、ストレスに感じることはないでしょう。
ペースが合わない人と出会った時に、どのように自分のメンタルをコントロールしていけるか?
もし仮に、自分のペースと合わない人と上手に付き合っていくことができれば、自分自身の悩みは減っていくでしょうし、どんな場面においても人間関係をよくしていくことも可能でしょう。
そこで、人にとってペースとはとても重要になるのです。
仮に、食べるペースが遅い人がいた場合、時間に迫られる中、そのペースでいられると、時間に遅れてしまう危険がある訳です。
そんな場面で、その人のペースに合わせ続けた場合は、時間に遅刻をしてしまうという末路が待っている訳です。
その時には、その方の食べるペースを上げてもらう必要がある訳ですし、なぜペースを上げなければならないのかを理解していただかないといけません。
そうでなければ、時間に遅れてしまうと良くない未来が待っています。
しかしながら、そんな時によくこんな質問が来るのを予測できます。
じゃあどうしたらその人の食べるペースを上げさせればいいのか?
もし指摘をすればその人は怒り出してしまうのではないか?
そうです。下手に指摘をすれば、相手にとってはペースを乱される訳で、イラッとくる原因にはなるでしょう。
しかしもしその人にとって、より良い言い方ができれば、もしかするとその人は納得の上で、食べるペースを上げてくれるかもしれないのです。
それを、私なりに、チャレンジと言ってます。
人間関係の中でもさまざまなチャレンジがあります。
もし仮にその人にとってより良い方向に行く結果であれば、それはチャレンジする価値はあります。
その人にとってもそうですし、自分にとっても、双方にとってメリットがあれば、チャレンジする価値はあると、私は思っています。
そのチャレンジの仕方として、NLPのスキルにあるメタプログラムというものを活用します。
メタプログラムは、簡単に言うと、人の傾向性を扱うものです。
人が意識的か、あるいは、無意識的に身についた傾向性を活用しながら、日常のコミュニケーションと紐付けていくのです。
人は普段感じていないだけで、その人が持つ傾向性があります。
性格とも考えられますが、性格だけでは説明がつかない傾向性というものがあるのです。
その傾向性を知るか知らないかによって、さまざまな分析ができ、さまざまな場面で、今までに謎だった人の行動も解けていきます。
カップルのペースの話も、傾向性がマッチングできたために調和という形のもと、2人で手をつなぎ歩き続けることができるのです。
傾向性については、NLPマスタープラクティショナーで勉強できますが、今回は触りの部分だけ紹介させていただきました。
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