今回はよくある相談内容『どうすれば子供が習慣的に勉強するようになるのか?』そんなお悩みがある方向けに、ブログにしてみました。
1.ご褒美作戦
ご褒美を与えることで子供は動くようになる。
しかし気を付けなければならない縮図として、『ご褒美=勉強』という縮図だ。
これはつまりご褒美がなければ、動くという動作に反応しなくなる。
短期的な作戦には有効だろうが、長期的には苦肉の策としかならないだろう。
子供としては、目の前のご褒美として動くという縮図
長期的に、かつ、自発的に動くと考えた場合、どうすれば動くようになるのだろうか?
このケースを子供という視点ではなく、大人の場合で考えてみたいと思う。
2.大人が長期的、かつ、自発的に動く時とは?
このテーマを掘り下げていく時に考えて欲しいことは、実際に大人がどんなことを毎日の生活で繰り返しているからだ。
大人が毎日繰り返していることの一つに『仕事』があると思う。
この『仕事』とは、大人にとってどんな影響を与えてくれるのだろうか?
あるいは、なぜ『仕事』に励むのだろうか?
この究極的な結論は、生きていくために必要だからであろう。
もし、生きていくために仕事が必要でなければ、仕事をするという行動を起こさないはずである。あるいは、生きていくために必要がなく仕事をしている人は、自分自身の自己実現の目的のために仕事をしているだろう。
これを人間の心理から紐解いていくと、人は自分の生命の危機を感じて、仕事をし、自分自身の自己実現の為に仕事をする。
この根本原理にあるのは、マズローの5段階欲求が根本にある。
つまり、人はまず、安全・安心の危機回避をし、その危機回避ができたら、次に自分自身の自己実現を果たそうとする。
その為、日常生活を営むにあたり、ある程度の危機はあったとしても、一般的な生活ができている人にとっては、次に望むはより良い生活を求めていくことだろう。
この原理のもと、人は仕事をし、日々の生計を成り立たせるために、人は働くのである。
3.子供にとって、何を喜びとして勉強に取りかかるのか?
子供にとって、今の日本での一般的な常識としては、日本は基本的に安心・安全な国であるということ。もちろん台風や地震など予期せぬ災害はあるが、基本的な治安としては安全な国である。
そんな現代の日本人にとって、生命の危機を脅かされるという状況は考えにくく、現代の日本人にとって、最も焦点を当てていることとは、自らの幸福の実現だろう。
その為、子供を良い大学に入れようとか、勉強ができる子に育てたいとか、なるべくなら頭の良い子になれるよう文献を読み、あるいは、地域の子育てセミナーへ参加したり、あらゆる手を使って、なるべく子供が頭が良くなるよう親としては望んでいることだろう。
そんな子育て世代の方へ、『勉強を習慣化してくれるような子供』を育てる為には、まずは、子供に対して、なぜ勉強が必要かを説得できる必要がある。
子供にとって、勉強とは、意味が分からないものです。
ただ勉強しろとか、他の子と比較をすることは基本的に効果を得られることは少ないでしょう。
ここで私の理論で、紐づけの理論というものをご紹介します。
4.子供が勝手に勉強するようになる紐づけの理論とは?
結論を言うと、子供は勝手に勉強するようになります。
それは、勉強というものが、自分にとってどんな価値を見出すのかについて、紐づけされた状態であれば、勉強という行動を取ろうとし続けるものです。
大人にとっても何かのメリットを感じ続けるからこそ仕事をし続けるという原理と全く同じなのです。
ですから、子供にとって勉強するという行動が何か嬉しいという仕組みを作っていく必要があります。
それは最初は、お菓子を買ってあげるとか、抱きしめてほめたたえるとかさまざまやり方はると思いますが、まずは、その仕組みを取り続けるということが必要です。
そして、大人になって(あるいは先々)どんなに嬉しいことが待っているのかをよく教えてあげることが必要です。
それを教えるには、親が勉強することで大人になって役に立ったことを存分に知っていることが必要なのです。
ですから、勉強しろと子供に言う前に、人生でなぜ勉強が必要なのか?そして勉強した結果、大人になってどんなメリットを受けることができるのかを親が明確に答えられることが必要です。
そして、それを子供に『たくさん勉強した結果、大人になったらこんなに子供に嬉しいことがある』だから、勉強すると嬉しいことがあるんだよ。と勉強することを子供にとって嬉しいことと紐づけが出来れば、子供は勝手に勉強するようになるでしょう。
実際、私にも娘がいますが、今は勝手に勉強するようになりました。
そして、その姿を見た瞬間に、親として褒めています。
その喜びも子供にとっては、勉強するという原動力になっているのかもしれません。
以上、今回は『どうすれば子供が習慣的に勉強するようになるのか?そんな悩みの解決法について』でした。
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