メンタルが弱くピンチの時に力を発揮できないスポーツ選手のためのメンタルトレーニングの方法

スポーツメンタルの必要性

今回は、スポーツメンタルについてご紹介します。

スポーツに限らずビジネスでもプライベートでも、【ピンチ】や【逆境】を経験することがあるでしょう。

スポーツでは、例えば、高校生球児が甲子園出場がかかる9回裏1対0で向かえたツーアウト満塁の場面です。

バッター側だとヒットを打てば、同点で次の打者へ回せる場面、または2人ホームに返せば甲子園出場

またピッチャー側では、打たれればサヨナラで敗退、抑えられれば甲子園出場

バッターもピッチャーもどちらもタフなメンタルを試される場面です。

こんな場面において、メンタルは使われます。

スポーツメンタルの歴史は古いようで短い

1938年 スポーツ心理学の父 アメリカ教育心理学者 コールマン・グリフィス(Coleman Griffith)がシカゴ・カブスにコンサルティングを行うことから本格的に始まったと言われてます。

その後、ソ連の宇宙飛行士のために行われたり、それが効果を発揮するために、スポーツの分野にも取り入れられました。

最近では、一流の選手もスポーツメンタルの強化を取り組んでおり、その種類もさまざまです。

私が学んだNLP心理学でも、当時低迷していた元プロテニスプレーヤー【アンドレ・アガシ】がNLPを学んだメンタルコーチからメンタルトレーニングを受けて、世界ランク1位まで上り詰めたという有名な話があります。

また、格闘技界でも現在メンタルトレーニングが重要視されていると格闘技関係者の知人を通じて伺っております。

メンタルトレーニングにおいて重要なことは、

まずメンタルと身体のトレーニングは全く別物だと切り離して考えることが重要です。

心技体ということばがよく使われますが、

精神力(心)→メンタル

技術(技)→テクニック

体力(体)→ボディバランス

それぞれの能力を鍛えていくことで、バランスの良いパフォーマンスの発揮に期待できるでしょう。

いくらテクニックとボディバランスに秀でたとしても、メンタルが整っていなければ、本来持っている力を発揮できないのです。

逆にメンタルを上手くコントロールできれば、今持っているテクニックとボディバランス以上の力を発揮できるようになります。

これがいわゆる潜在能力を発揮させるという表現として言われることもあります。

それでは、具体的に、メンタルが弱く本番に本来の力を発揮できないスポーツ選手の為に、スポーツメンタルを向上させるためのテクニックの一例をご紹介します。

今回紹介するメンタルトレーニングの方法も、誰にでも簡単にできるメンタルトレーニングです。

ぜひチャレンジしてみてください。

また今回は、冒頭で説明した9回裏のツーアウト満塁の場面において、ヒットを打てば同点かサヨナラ、アウトになれば甲子園出場を逃す場面におけるバッター目線でのメンタルトレーニング方法についてご紹介します。

この時に1番陥りがちなことは、負の想像です。

負の想像は体を萎縮させ、本来の力を引き出せません。

ですから、負の想像ではなく、ヒットを打つ意識を頭の中に巡らせることが重要です。

何故ならば思考が身体をコントロールしようとするからです。

野球選手が誰にでも簡単にできるメンタルトレーニングの方法

では具体的手順についてご紹介します。

以下を落ち着いた気持ちでイメージしてください。

① 9回裏1対0でツーアウト満塁の場面を想像する。

② 周囲の人や球場、観客、チームメイトなどどのような状態かをありありとイメージする。

③ 球場で感じる音に耳を傾ける。

④ ツーアウト満塁の場面で感じている緊張感を感じ、それを十分に感じる。

⑤ 一度④の感覚を心の外に置き、集中している状態やワクワクしている状態を思い出す。

⑥ 集中した状態やワクワクした状態で、再度満員の球場や、ベンチのメンバー、相手のピッチャーの表情を見る。

⑦ 集中とワクワク感を継続させ、球場で感じる音を感じる。

⑧ 自分自身の状態が、緊張から集中やワクワク感に変わっていることを感じる。

⑨ ピッチャーの球を打ち返し、サヨナラ打を決める自分をイメージする。

⑩ サヨナラ打を打った爽快感や喜んでいるチームメイトの表情、みんなからかけてくれる声で自分自身の状態を満たす。

少し長めのメンタルトレーニングになりますが、これを確実にトレーニングすることで、ピンチやプレッシャーがかかる場面においても、その状況をすんなりと受け入れて、イメージ通りの自分を行動させようとします。

繰り返しになりますが、プレッシャーの場面で緊張することは当たり前のことです。

しかし、プレッシャーを感じたまま負の想像をしてしまうことはあまり良い結果にはならないでしょう。

プレッシャーを感じた時こそ、普段からのメンタルトレーニングがその効果を発揮します。

ですから、普段のトレーニングにおいて、技術と身体のトレーニングにプラスして、メンタルトレーニングを行うことによって、ピンチや逆境の場面にも本来持っている力以上の実力を発揮できるようになります。

メンタルが弱いと感じている方は、ぜひメンタルトレーニングを行うことをオススメします。

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ヤスキ

~時代はAI、異次元空間で生きる時代へ~現代、次世代で順応できる考え方を身に付けるWebサイトとして、将来来るべきシンギュラリティに備えて、今から人ができる順応を独自の視点で情報発信している。

投稿者: ヤスキ

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