日常生活において、みなさんはどんな言葉をよく使っていますか?
言葉とは言霊とも言われます。
そして言霊とは、古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされたと言われています。
人は何かを認識するための手段として言葉を使用する。
また、何かを理解するためにも言葉を使って理解します。
逆に言葉がなければ、お互いのコミュニケーションが成り立たないことがあるでしょう。
例えば、英語を全く理解できない日本人と、日本語を全く理解できない外国人とでコミュニケーションを取ろうとすると、言葉では何も理解し合えないため、ジェスチャー(非言語)による意思疎通を図ろうとするだろう。
つまりこれは、言葉(聴覚情報)ではなく、映像(視覚情報)での意思疎通を図ろうとする。
また、英語でリンゴはappleだか、これを紙に書いて説明しても、英語が全く分からない日本人は、appleが何のことかは分からない。
何が言いたいかと言うと、人は言葉によって世界を認識し、言葉により意思疎通を図っているということ
もちろん、言葉だけではなく、ジェスチャー(視覚情報)、感覚(身体感覚の情報)、匂い(嗅覚)、味(味覚)は、五感では言葉という情報ではないが、それらを言葉によって、人は認識しやすくしているのです。
そして言葉とは、人と人とのコミュニケーションで使用するだけでなく、自らの心ともコミュニケーションを取っている。
心の中で、自分と会話している時も、自分自身に対して言葉というものを使って、あらゆるものを認識している。
そして、その言葉通りに理解し、行動し、何かの感情を感じている。
とすれば、人は言葉によってすべてを認識・理解していると言っても過言ではないでしょう。
現に、言葉を変えれば行動が変わると言われるのも有名な話で、
マザー・テレサもこんな言葉を残している。
思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。
マザー・テレサの言いたかったこととは、まずは頭の中でさまざまな処理を思考として行い、それが普段の言葉(自分自身へも周囲へも)になる。
そしてその言葉は、行動となり、それが習慣になり、性格になり、運命になる。
逆算すると、運命は、性格に基づき、習慣に基づき、行動に基づき、言葉に基づき、思考に基づくと。
これだけ考えても普段の思考や言葉によって、自らのアイデンティティや人生は、自らの思考や言葉によって管理されているとも言い換えることができるのではないでしょうか?
だとすれば、普段から言葉に気をつけていくことは必須なのかもしれない。
行き渡った言葉だが、普段から言葉に気をつけようとはもちろんの話である。
しかしそれはざらに溢れている情報で…
ではどんな気をつけ方をすれば良いか?だ。
以下に言葉を見直すためのトレーニング方法を紹介します。ご参考までに。
【自分自身に良い影響を与えてくれる言葉使いに変えるためのメンタルトレーニングの方法】
① 普段よく使う言葉を列挙
② 例えば、面倒くさい
③ その言葉に対して、「もし【面倒くさい】他に、自分にメリットがあるとすれば?」と言い換える。
④ ③の他、「もし【面倒くさい】をそのまま使い続けたとしたら?」と言い換える。
⑤ 【面倒くさい】を乗り越えたら何が起こる?
⑥ ③④⑤を考えていけば、次第に自分自身に良い影響を与えてくれる言葉を使おうという意志を与えてくれるでしょう。
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