今回はモチベーションキープをテーマに書いていきます。
その中でも、どのように考えればモチベーションをキープできるか?という一つ考え方をブログにしていきたいと思います。
これは、心理学者『ルース・バトラー』が行ったある実験からヒントにしてみます。
そのある実験とは、
中学生をAとBのチームに分けテストを行う。その時それぞれのチームに、Aチーム「他の学生と比較し評価」Bチーム「自身の成績の上がり具合を基準に評価」というように事前に伝えておきます。結果、Bチームの方が大きく成績が伸びたという実験です。
参考文献;『図解:モチベーション大百科』
つまり、他と比べるよりも自分自身の出来を比較した方が、モチベーションが保ちやすいということです。
現代はビジネスや教育、あるいは世界情勢でもそうかもしれませんが、あらゆる競争の中で過ごしています。
これは、過去に遡っても争いは絶えることなく、その競争と争いの歴史を辿ってきています。
日本では、弥生時代の稲作が始まって、それぞれに権力争いが始まったとされ、縄文時代には、争いの形跡は見られなかったという一説もあるほどです。
そんな中で、現代社会は、とくかくさまざまな競争の中にいると言えることは間違いないでしょう。
そこで、よく人や周囲との比較を行うことは多くあると思います。
もちろん自社のため、自分のため行う戦略的な比較はあって当然かもしれませんが、
常に他人の見え方や、出来栄えなどに焦点を当て続けることは、いつの間にか『自分自身を見失ってしまう』習慣性を身に付けてしまう可能性があります。
そこで、今回ご紹介した実験で、よりモチベーションを保ちやすかった『自分の成績の上がり具合との比較』を続けることをオススメします。
自分との比較を続けることはつまり、自分自身の成果や結果に焦点を当てるということになります。
そうするとどうなるか?
自分自身の成果や結果とは、自分自身ですべてコントロールできるということを学習できます。
それはつまり自分との闘いだという焦点が当たる訳です。
よく人のせいにしたり、自分自身の振り返りをしない人がいますが、
その場合にどんなことが起こるのか?
自分自身でコントロールできることは、自分自身のこころをどうコントロールできるかが最も重要だということに気づいていない。または、少しきつい言葉にはなりますが、逃げているだけです。
自分に起こりうることや起こり得たことは、自分自身が行った行動の結果でしかありません。
例えば、あみだくじで遊んでいるとします。
そして、ある場所を選んだ結果、当たりになっても外れても、それは自分自身が選んだ結果が、当たりか外れを選んだという成功体験です。
失敗を選んだとしても、それは、『失敗という成功体験をした』ということです。
私が学んだNLP(Neuro Linguistic Programming)の8つの前提の1つに、こんな言葉があります。
『フィードバックVS失敗~与えられた仕事や状況に対して、それが望んだ結末であってもなくても、あらゆる結果と行動は、すべて成功なのです。』
つまり、あなたがどこの、あみだくじを選ぶか、私にはわかりませんが、その先に当たりが出るか、外れが出るかは、あなたが選んだ瞬間から決まっていて、その結果当たりでも外れでも、それを成功させた経験をしたということです。
それは、人から選ばされようと、自分の意志で決めようと、その結果は当たりか?外れ?になるということです。
何を言いたいか?
だったらどんな結果が出たとしても、胸を張って自分自身の力を信じて、自分自身で最後はしっかりと選び進んでいく方が、後々納得するし、満足度は高いということです。
だからこそ自分で自分を評価し、自らの意志を持って行動していく方がモチベーションは高くなるということです。
もちろん時に人の意見を聞くことや、周囲と比較することも重要ですが、
基本的な態度として、自らと比較し、自ら考え、自ら意思を持って、難局に臨んでいく方が、モチベーション高く、その結果も納得し満足感を得られやすいということです。
人それぞれに考え方はあると思います。
これも一つのアイディアであって、すべての人に当てはまるとは言えないでしょう。
しかし、私の経験と、さまざま心理学を勉強した中でも、やはり自分との比較をし、いかに昨日よりも良い自分を作っていけるかが鍵だと思います。
以上、今回は、『どのように考えれば!より強くモチベーションを維持できるのか?~心理学者『ルース・バトラー』の実験から学ぼう~』でした。
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