ストレスとは何か?ストレスに対する対処法とストレスへの適応レベルを上げる方法について~心理学者リチャード・ラザルス『ストレスの認知的評価モデル』から学ぶ~

人にとってストレスとは何でしょうか?

ストレスは悪いイメージを持っている人もいれば、ストレスとは成長剤として捉えている人もいるのではないかと思います。

いずれにせよ、ストレスとは、今や人間にとって密接に絡み合い、それに対してどうコントロールし、どのように付き合っていけるかが、心の健康を保つ上で重要なことではないかと思います。

今回は、そんなストレスについて改めて考えてみたいと思います。

最後まで読んでいただくことで、あなたが抱えているストレスに対処するための良い方法について、理解していただけるものと思います。

まずストレスとは何か?について、

1.ストレスとはもともと、物体の伸縮から生じるゆがみを意味する言葉だった。
2.1930年代半ば、カナダの生理学者『ハンス・セリエ』により、生物の心身にかかわる語として用いるストレス学説を発表した。
3.外界からの刺激に対して、生体内部で起こる反応をストレス反応と名付ける。
4.ストレスを起こす刺激を、ストレッサーと呼ぶ

つまり、ストレスとは、ハンス・セリエの学説によって、外界からの刺激によって起こる反応をストレスとして認識されてきたということです。

それから心理学者が、心のストレスを研究し始め、

1984年、アメリカの心理学者リチャード・ラザルスらによって、『ストレスの認知評価モデル』が発表されます。

この認知的評価モデルとは何か?について、以下にまとめました。

1.ストレッサー(ストレスを起こす刺激)に対して、脅威となるか?
2.脅威とならない場合   ⇒ストレス反応は起こらない
3.脅威となる場合     ⇒コントロールできるかどうか?
4.コントロールできる場合 ⇒ストレス反応は起こらない
5.コントロールできない場合⇒ストレス反応が起こる

つまり、ストレッサーがあって、それが脅威となり、コントロールできない場合はストレスとなる。

逆に、ストレッサーに対して、脅威ではなければ、ストレスを感じないし、脅威を感じても、コントロールできればストレスとはならないということです。

ストレッサーに対して、コントロールできる力が多ければ多いほど、ストレスになるという確率は下がってきます。

では、生じてしまったストレスに対してどのように対処していけばいいのでしょうか?

対処することを、コーピングと呼んだりします。コーピングの方法として、以下にまとめています。

1.直面している根本的な問題解決を行う。  (問題焦点化型コーピング)
2.考え方を変えて、ストレスに適応するやり方(情動焦点化型コーピング)
3.気分転換をしてリフレッシュする     (ストレス解消型コーピング)

つまり、問題自体への直接的なアプローチを行い、その問題に対する考え方を変え、気分転換しながらストレスと付き合っていくということが大切です。

問題解決できればストレスはなくなり、考え方が変わればストレスがなくなり、気分転換をすれば、ストレスは減っていくということです。

特に私が重要だと思っていることは、問題解決のための行動を取ることと、考え方を変えること

この2つを同時並行的に行っていくことで、ストレスへの対応レベルが上がります。

そして、考え方、つまり脳の使い方、頭の使い方を学ぶことで、ストレスとは栄養剤と考えられるようになったり、違う視点で物事を捉えられるようになったり、対処するためのトレーニング方法を自ら作り出していくことができるようになります。

ストレスへの対処法を学ぶということはつまり、自分自身のこころを整理し、こころを磨くということにあると思います。

こころと上手に付き合っていくには、これまでお話しした内容をぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

以上、今回は『ストレスとは何か?ストレスに対する対処法とストレスへの適応レベルを上げる方法について~心理学者リチャード・ラザルス『ストレスの認知的評価モデル』から学ぶ~』でした。

※参考文献:心理学のすべてがわかる本『科学雑学研究倶楽部編』

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ヤスキ

~時代はAI、異次元空間で生きる時代へ~現代、次世代で順応できる考え方を身に付けるWebサイトとして、将来来るべきシンギュラリティに備えて、今から人ができる順応を独自の視点で情報発信している。

投稿者: ヤスキ

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