仕事柄、好感度を上げたいという方へメッセージ~心理学者エリオット・アロンソンとダーウィン・リンダ―による『ゲインロス効果』から学ぶ~

好感度に興味のある方へ

人によって自分主体タイプの方にとって、好感度とはあまり興味のないものかもしれません。

しかし、人のことが気になる方にとっては、人の視線や人が自分のことをどう思っているのだろうかと気になる方は多いのではないでしょうか?

テレビに出演しているタレントや芸能人、俳優など、好感度は今や仕事にも直結する重要なポイントではないかと考えています。

特に最近は、芸能人がスキャンダルによって活動休止や解雇となるケースも多いと感じています。

そんな中、今回は、好感度についてブログにしたいと思います。

好感度を上げたいという方にとって知っておくべき実験結果について今回はご紹介しながら、実際に好感度を上げるためにはどのようなことに気を付けていけばいいのか?についてこれから述べていきます。

エリオット・アロンソンダーウィン・リンダ―の実験結果

1965年、アメリカの心理学者『エリオット・アロンソン』と『ダーウィン・リンダ―』が女子学生を被験者として、ある実験を行いました。

その結果、以下のことが実証されました。

一貫して高評価の場合よりも、最初は低評価でのちに高評価の方が最も好感度が高くなり(ゲイン効果)、一貫して低評価よりも最初は高評価でのちに低評価の方が最も好感度が低くなった(ロス効果)ということです。

つまり、一定して高評価よりも、最初低くとも後に高評価であれば、好感度が最も上がりやすいということで、逆に、一定して低評価よりも、最初に好感度が高かった場合、のちに低評価になると、最も好感度が下がってしまうということです。

こういった従来の印象を裏切るギャップによって、人物評価を大きく変えてしまうことを【ゲインロス効果】といいます。

ゲインロス効果をうまく活用するために

実験結果を知った上、このゲインロス効果をうまく活用するためには、どのようにしたらいいのでしょうか?

この場合、だからと言って、人は何でもかんでも型にはめようとしてしまいがちです。こういった心理学を学ぶ場合に往々にして陥りがちなことは、何でもかんでもその通りだと思って、これを活用しようとすることです。これは、一番やってはいけないことです。

心理学を勉強する上で最も危険なことは、人を操ろうとすることです。

そう簡単に人は「YES」とは言ってくれません。

このゲインロス効果をうまく活用するには、努力している延長線上で、こういった効果があると信じて、最初は低評価だったとしても、自らのひたむきな姿勢や取り組みは、いつかゲイン効果を得ることができると信じて諦めないということです。

特に、何もやってもうまくいかないとか、誰からも評価されてないと思う人は特に、このゲイン効果を得るために毎日地道に努力をするということを心がけてみると良いのではないかと思っています。

そういったひたむきさに人は惹かれるものです。

今の評価は誰かが勝手につけた評価であって、最も大切なことは、自分の評価は自分がつけ、昨日よりも良い自分につなげられるよう毎日少しずつ歩みを止めないということではないでしょうか?

以上、今回は『仕事柄、好感度を上げたいという方へメッセージ~心理学者エリオット・アロンソンダーウィン・リンダ―による『ゲインロス効果』から学ぶ~』でした!

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